Voicyそなえるらじお #505 防災にも役立つ「鈍器」のお話
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執筆者:高荷智也

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、12月26日(月)、本日も備えて参りましょう!
東京MX・バラ色ダンディ
本日のテーマは「防災用品」に関するお話です。
本日はちょっとした雑談を。先日東京MXの情報バラエティ、バラ色ダンディさんから「鈍器にもなる道具でおすすめのものはなんですか」という取材を受けまして、防災視点で回答をさせていただきました。無事放送されたようですので、その内容をご紹介。
防災視点における「鈍器にもなる」道具
- 「救助用品」
- 特に大地震による、家屋倒壊、家具の転倒、小部屋への閉じ込めなどから人を救助するためには道具が必要です。
- 家庭や企業の防災においては、救助用品三種の神器として「バール」「ジャッキ」「ノコギリ」が重要と言われます。
- これらとあわせて、破壊用具としては「大型ハンマー」「アックス」などが活躍することもありますので、これらは「家庭で役立つ鈍器」と言えます。
- 「浸水時の避難道具」
- 大雨などで冠水した道路を歩いて避難しなくてはならない場合は、「棒」上のモノで足下を探りながら移動することが推奨されます。
- 目の前に穴…、フタの外れたマンホールや、境界が分からなくなった用水路、などがあり、それに落ちると溺死する恐れがあるため、こうした足下の危険を探るために、棒を使うことが推奨されます。
- 登山用のストック、スキー用のポール、カメラの一脚、あるいは普段使う「杖」でも構いませんが、こうした道具は「家庭で役立つ鈍器」と言えます。
- 食料危機や終末世界に向けた「護身用品」
- 世界的な食料危機や大規模な災害による物資不足が長期化した場合、自宅への略奪や強盗などと対峙することがあり得ます。こうした状況に備えては、自宅に「護身用品」を設置することも検討が必要です。
- 護身用品三種の神器として言われる「特殊警棒」「スタンガン」「催涙スプレー」ですが、このうち特殊警棒はそのまま「鈍器」です。
- いずれも「携帯して持ち歩く」ことは法律上許されませんが、自宅に保管して正当防衛で使用するのは合法です。こうした自宅保管用の「特殊警棒」、あるいは鈍器としても使える大きさの「フラッシュライト」などは「家庭で役立つ鈍器」と言えます。
その他、家庭にありそうな道具で有効な「鈍器」
- ショベル
- 地面を掘ってトイレを作ったり生ゴミを処理する穴を掘ってもよし、もちろん強力な鈍器にもなります。ショベル格闘術なるものもあったりするそうなので、戦闘を前提にするならよいアイテムですね。
- ペットボトル
- 水を入れたペットボトルを、大きめのレジ袋やエコバッグに入れて振り回せば、強力なハンマーになります。どこでも入手可能なので、突発的に鈍器が必要となった際には有効でしょうか。
- その他の重量物
- 土のう、缶詰、みっちりつめた防災リュックなども、見方によっては鈍器ですね。何でもありになるのでこの辺りは省略いたします。
ベスト3にするならば?
- 冒頭に上げた「防災上も重要な道具」各カテゴリからの選出が、説明しやすくて良いかと思います。
- 第3位:大型の強力フラッシュライト
- 非常時には欠かせない懐中電灯、頑丈なモノは鈍器になります
- 一方強力なフラッシュライトは護身用品にもなります
- 悪霊は大抵強い光を当てると消える(ような気がする)
- 第2位:登山・スキー用のストック
- 水害避難時には必須のストック、長距離の徒歩避難時にも有効
- こうした長物は人と対峙する際にも、ひるませたり転ばせたりするのに有効
- 軽くて頑丈なので魔力を通せばモノノケと戦う霊刀になる(ような気がする)
- 第1位:90cm以上のバール
- 救助三種の神器のひとつにして重要アイテム、一家に一本以上をぜひ
- 物理の力が必要な場合は、「バール用のようなモノ」が最適なのでそういう用途にも是非
- 番外編:ペットボトル+エコバッグ
- 備蓄に重要な飲料水、避難所でも役立つエコバッグ
- 水を入れたペットボトルをエコバッグにいれてぶん回せ、霊的な対応をしたい場合は長期備蓄して自宅のパワーをすった保存水がおすすめ、15年保存水なら大抵のお祓いに有効だ(と思う)
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「防災用品」のお話でございました。
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それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!