Voicyそなえるらじお #176 メガネ・補聴器・サポーター…体の一部のスペアは重要な防災グッズ
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執筆者:高荷智也

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、8月17日(火)、本日も備えて参りましょう!
メガネは顔…というより、人体の一部です
本日は「メガネと防災対策」に関するお話です。
- 防災グッズには色々と、重要なアイテムがあります。
- あらゆる方にとって共通する、最重要アイテムは、「水害などの被害を受けない場所に建っている、地震で潰れない家」ですが、
- その他の防災アイテムは、人によって優先順位が変わります。
- ちなみに私の、個人的な、最重要防災アイテムは、予備のメガネです。
- 超ド近眼であるため、メガネがなければ避難行動はおろか、日常生活を送ることができません。
- そのため、枕元、通勤リュックの中、事務所の机の引き出し、非常持出袋の中など、あらゆる所に、予備のメガネと使い捨てのコンタクトレンズを忍ばせております。
- 絶対に失ってはならないものは、二重三重にバックアップを設ける、私はこれをメガネで実践していると言うことになります。
眼鏡を新調しました
- ところで、なぜ突然メガネの話なのかと言えば、ちょうど先日、メガネを新しくしまして、古いメガネを最新の予備にすることができたからです。
- 防災アイテムとして、メガネは重要です。また、同じ理由で、補聴器や、サポーターや、杖や、ストーマ装具といった、体に直接身につけて使う道具は、防災対策においても重要な備えとなり、かならず予備を準備することが必要な対象と言えます。
- ただ、こうした「体の一部」を日常で使っている方にとっては常識なのですが、体の一部は…高いのですよね。コストがかかります。
- そのため、防災対策において予備が重要、これは分かるのですが、おいそれとスペアを購入することは難しいのです。
- そこで有効な対策が、新品を買ったら、さっきまで使っていたお古を、防災的なスペアとして活用することです。
- 壊れて買い換えた場合ではなく、古くなってきて新調した場合は、なにしろ、1分前まで現役で使っていたアイテムですので、スペアとしての性能は十分に持っています。
- これは防災的にも極めて重要な対策ですので、ぜひ欠かせない体の一部がある場合には、壊れてから買い換えるのではなく、少し余裕がある段階で引退させ、非常持出袋の中で第二の人生を歩ませる、ということを行っていただきたいなと思います。
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「メガネと防災対策」に関するお話でした。
ちなみに雑談ですが、私が初めてメガネを着け始めたのは、ちょうど30年前、8歳だった小学3年生のときです。近眼は遺伝するとも言われますが、実際私の周りにはメガネをかけている親戚が多いです。
そのため、文字通りメガネが体の一部である人生を歩んでいるのですが、とにかく最近は良いメガネが安く入手できるようになって助かっています。10年~20年前は、まだまだメガネは高級品でした。
厳密に言えば、度の弱いメガネはそこそこ安く手に入ったのですが、超ド近眼&乱視も入っているようなガチンコメガネは、なかなか安くならなかったのです。また度の強いメガネをプラスチックで作ると、ものすごく分厚くなるため、ガラスレンズを使わなければならなかったことも、割れやすく防災的にはデメリットでした。
しかし最近は、この超ド近眼&乱視のメガネも、オプション料金なしで作れる、しかもプラスチックでもかなり薄く作れる、など、高性能で安いメガネが作れるようになり、だいぶスペアも持ちやすくなりました。これは技術の進歩に対する大きな恩恵だと思っています。
それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!