Voicyそなえるらじお #48『関東・史上最速の春一番は吹くか?そして春災害の季節へ…』
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執筆者:高荷智也

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、2月4日(木)、本日も備えて参りましょう!
関東で史上最速の春一番予報
春一番は吹くでしょうか
気象予報で、2月4日に関東地方で春一番が吹く可能性があると、報じられています。
- 毎年2月から3月にかけて耳にする春一番
- 北海道・東北・沖縄を除く各地域別に発表されています
- 気象庁の定義では、2月の立春から3月の春分までの間に、日本海で低気圧が発達することで、広い範囲でその年始めて吹く、温かくやや強い南よりの風を春一番と呼んでいるそうです。
- 春一番は期間限定で、また発生しない年もあるということで、基本的に平年値などは算出されていないそうです。
- 立春や春分などの二十四節気が古い知恵であるとしたら、春一番は気象観測網が発達した現代ならではの季節の指標といえるかも知れませんね。
- この春一番が、本日2月4日に吹くかも、というのが気象予報で報じられています。時期・気圧配置は満たしそうということで、後は東京都内などで強い風が吹くかどうか、と言う辺りが注目されているそうです。
- ちなみに関東地方で最も春一番が早かったのは、1988年の2月5日ということで、2月4日に吹けばこれを更新することになりますね。
- なお関東以外の地域も含めれば、平成以降の約30年間では、2019年に北陸で、2013年に九州南部で発表された2月4日が最速ですので、本日春一番が吹けば、全国的な記録も更新されることになりそうです。
- ちなみに2013年は、2月2日にも全国で南向きの温かい強風が吹いたそうですが、立春の前だったために春一番とは認められなかったとか。さて、今年はどうなるでしょうか。
花粉の季節にもなりますね
春一番が吹く季節は、悲しくも花粉のピークを迎える季節にもなります。昨年2020年の花粉シーズンは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でマスクが消滅するというとんでもない事態となりましたが、今年は少なくともマスクだけは確保できそうで胸をなで下ろしています。
私も重度の花粉症を患っていますので、ピーク時は屋内で空気清浄機を全開にして、とにかく外出しないことを心がけていますが、どうしても仕事で外出する際には薬を飲むようにしています。これが無くなると命にかかわりますので、普段持ち歩く防災グッズのひとつに、花粉症の薬を加えているような状態です。
日々携帯する防災グッズは、ライトや雨具も重要ですが、薬が欠かせない場合は予備や、お薬手帳のコピー・スマホで撮影した写真などを携帯することも忘れずに行いたいところです。
本日も、ご安全に!
本日の気象ニュース、特に風向きと強さに注目です。
それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!