Voicyそなえるらじお #267 富士山2合目・氷点下環境での防災検証、冬の防寒は超重要…
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執筆者:高荷智也

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、12月29日(水)、本日も備えて参りましょう!
氷点下環境は危険
本日のテーマは「氷点下での防災」です。
- 12月後半以降、毎週週末になると狙ったかのように、今年最強の寒波が日本列島を襲っています。今週末の元旦も、再び強烈な寒気が訪れるということですので、大雪や凍結には十分ご注意くださいませ。
- ところで、私が住む静岡県は、山間部を除くと温かい地域が多く広がっています。先日の大寒波の際にも、札幌の最高気温がマイナス5℃、鹿児島でも5℃と予想されているなか、静岡は8℃と全国的にも暖かな地域であることが天気予報から伝えられていました。
- これはもちろんありがたいことです。雪対策や凍結対策をしなくてよいのは大変助かります。一方、地味に困ったことがあります。それは、寒い場所で検証したいこと、寒い環境が必要な実験がしづらいということです…。
- 贅沢な悩みなのかもしれませんが、防災で実験を行うとき、冬の環境、とくに昼間に氷点下の環境を作ることが極めて難しいという問題があります。
- そこで先日、日本列島が寒波に襲われた日、私が住む静岡県三島市から最も近い氷点下環境、富士山へ行って氷点下実験を色々して参りました。
- 三島市の隣町、静岡県裾野市にある、富士山の2合目、標高1,450m地点にある水ヶ塚公園に行きまして、あれこれして参りました。
氷点下カレー
- ちなみに、氷点下検証のひとつのネタ、「温めずに食べられるカレー」を氷点下の屋外で「温めずに食べたら」どうなるか。
- という検証は、本日12月29日の9時に、年末特番として、YouTubeそなえるTVで公開いたしますので、ぜひご覧くださいませ。
※2021/12/29 9:00公開
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「氷点下での防災」のお話でございました。
この実験、合計6時間ほど寒い屋外にいたのですが、撮影と言うことであまり身体も動かせない状態にあったことから、最後の方はリアルに体の動きが悪くなり、色々な危険を感じました。寒い時期の避難対策、停電した屋内での暖房確保は、本当に重要だと言うことを実感した次第です。
年明けには、停電時の暖房として重要な、オススメのカセットガスストーブ特集なども行いますので、ぜひご覧くださいませ。
それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!