Voicyそなえるらじお #261 宇宙旅行が一般化するほど防災対策の選択肢も広がる!
最終更新日:
執筆者:高荷智也

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、12月21日(火)、本日も備えて参りましょう!
死ぬまでに月へ行ってみたい
本日のテーマは「宇宙旅行」です。
- 昨日12月20日、国際宇宙ステーションISSに滞在していた、実業家の前澤友作さんが、無事地球に帰還しました。
- 12日間の宇宙ステーション滞在で、様々な情報配信をされていましたが、なんともうらやましい、そして素晴らしい体験をされたなと感じました。
死ぬまでに月へ行きたい
- 死ぬことまでに行いたい100のリスト、個人的に掲げているひとつの項目に、ロケットで月へ行ってみたいというものがあります。
- いまからJAXAの宇宙飛行士を目指すのは少々厳しく、また前澤さんのように100億円を払って月旅行へ行くことも恐らく難しいかなと思っておりますので、将来的に宇宙旅行・月旅行が一般化して、1千万円くらいの費用で月へ行けるような時代になっていれば、ワンチャンスあるかなと思っております。
- 前澤さんの宇宙ステーション滞在も、2023年に予定されている、米国スペースX社による、月周回軌道飛行計画への練習…という位置づけにもなっておりますので、今の時代、お金を出せば月軌道を回る位のことは、民間人でもできるようになっているというのは、本当にすごいことです。
- あと20年くらいで、これが一般化しないか…と切に願っております。
- ちなみに、月へ行けるかどうかはなんとも分かりませんが、実は私、月の土地は所有しております。
- 結婚した際に友人達からプレゼントとしていただいたものなのですが、月の土地の名義というものを保有しておりまして、月へは行けなくとも住所を得ることはできる、そんな時代にもなっております。
生存圏を広げる
- 私が月へ行ってみたいと思っているのは、個人的な興味関心という面ももちろんありますが、同時に、防災対策の延長として、宇宙へ行くとこが人類に求められていると考えているからです。
- 過去のそなえるらじおでも何度かお話をしておりますが、天体衝突や超巨大噴火といった、地球上の生命を絶滅させる恐れのある、超広域災害は、過去の地球でもなんどか発生しており、しかも今後も生じる恐れがあります。
- こうした、地球上に逃げ場のない災害から人類滅亡を避けるためには、地球の外、スペースコロニー・月・火星・太陽系の外にある未知の惑星まで、人類の生存圏を拡大しなければなりません。
- そこまでして人類は生き続けなければならないのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は人類は生存圏を広げ続けることが、ある種の本能と言いますか、理由のない永遠のテーマだろうと思っています。
- そのため、家庭の防災対策や、企業のBCP策定などのお話をするのと同じレベルで、人類よ宇宙を目指せ、国家の安全保障の一環として宇宙開発を積極的に行うべき、と言うお話もあちこちでしております。
フロンティアへの敷居を下げる民間旅行
- 宇宙が国家プロジェクトや、一部の冒険家のためのフロンティアだけである限り、なかなか生存圏として広げて行くことは難しいと思います。
- 経済的なメリットのある宇宙資源やエネルギー開発の場として、また民間人がレジャーの範囲で楽しめる旅行先として、衛星軌道や月や火星が魅力的な場所になっていかなければ、なかなか宇宙開発は本格化しません。
- 多額の費用をつぎ込んで月へ行く、それ以上に儲かる何かがある、そうでなければ月面開発は成立しません。
- あるいは娯楽のひとつとして、次の休みに伊豆の温泉へ行くか、ハワイへ行くか、それとも宇宙へ行くか、このくらいの感覚になれば、宇宙開発も進んでいくだろうと思います。
- そのため、私自身の興味関心のため、そして防災対策を未来へ進めるために、死ぬまでに月へ行ってみたいとお話しているということになります。
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「宇宙旅行」のお話でございました。
以前の放送でもスペースX社について取り上げたことがありましたが、スペースXが目指すゴールのひとつは、火星への植民です。こうしたプロジェクトを国ではなく民間企業が行う時代になっているのは、本当に素晴らしいと思いますし、今後もお金持ちのステータスとして、どんどん宇宙旅行・月旅行が広がっていくといいなと思います。
それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!